🌙 はじめに
はじめまして。一ノ瀬蜜月と申します。
このブログ「蜜月ラボ」を開いたついでに、少しだけ自己紹介をさせてください。
柄にもなく、自分の性癖のルーツについて書こうと思います。
📖 幼い頃の”深読みセンサー”
思えば、子どもの頃から「深読みセンサー」の感度が、少しばかり良すぎたのだと思います。
図書室で出会った『源氏物語』。雅な世界の裏で繰り広げられる不義密通と、
六条御息所の生霊。教科書的な「古典」として読む周囲をよそに、
私一人だけ、行間に隠された背徳のドキドキを勝手に受信していました。
🕯 沈んでいった夜の読書
思春期に入ると、当然のように”そちら側”へ転がり落ちます。
耽美で背徳的な少女漫画、長野まゆみさんの美しい世界観、
金原ひとみさんの痛みと快楽が分かちがたい文体。
島本理生さんの小説で、どうしようもない相手に絡め取られていく
ヒロインたちの息づかいに、夜を明かしたこともありました。
フィクションの中でなら、どんなに激しくても、どんなに深く沈んでも許される。
苦しくても、最後には物語として昇華される。
そういう「壊れた世界」に、私はずっと救われてきたのだと思います。
🩹 現実の身体はポンコツ
けれど、現実の私はというと。
恥ずかしながら、今も昔も、根っからの箱入り娘です。
理由は単純で、痛みにめっぽう弱い体質だから。
病院の些細な処置ひとつで青ざめてしまうくらい、
体が「異物」というものをまるで受け付けてくれません。
小説の中のヒロインのような目に遭ったら、
私はきっと、快楽よりも先に気を失ってしまうでしょう。
🔑 別の入り口を探して
つまり私は、自分の身体では辿り着けない場所に、
いつも「別の入り口」から近づこうとしてきたのだと思います。
物語を書くのも、そのひとつ。
自分では味わえない感覚を、ヒロインに託して描く。
読むのも、そのひとつ。
誰かが紡いだ物語の中に、自分の知らない快楽の輪郭を探しに行く。
そして最近気づいたのですが、これは物語に限った話でもないようです。
気になっていた道具を実際に使ってみること。
体を動かさずに知らない世界へ潜り込むこと。
これもきっと、同じ衝動の延長線上にあるのだと思います。
現実の身体では踏み込めない場所に、
読んで、使って、体験して、そのぶん少しでも近づきたい。
🌙 これから
このブログ「蜜月ラボ」は、そんな私が実際に読んだ本、
使ってみたもの、体験したことを、正直に綴っていく場所です。
良かったものは良かったと、合わなかったものは合わなかったと。
恋を知らない少年が、漫画の中の激しい恋愛に憧れるのと、
少し似ているのかもしれません。
そう考えると、我ながら少し切なくもありますが。
それでも私は、これからも書き、読み、試し続けると思います。
現実では検診の椅子ひとつで震えてしまう私ですが、
物語の中でも、誰かの作った世界の中でも、何にでもなれるから。
叶わない夢は、今夜も文字の中で溶かしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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